保守の頼み方・選び方
歯科医院のホームページ、訪問診療・在宅診療の案内ページを作る時に考えたいこと
通院が難しい高齢の方やご家族向けに訪問診療・在宅診療を行っている歯科医院の中には、ホームページに案内ページを作るかどうか迷っているところがあります。既存の診療案内ページに追記する方法と、専用ページを新しく作る方法、それぞれの考え方をまとめました。
訪問診療の案内ページを作るかどうか迷う理由
訪問診療・在宅診療は、通院が難しい高齢の方や、ご自宅・施設で過ごす方の口腔ケアを支える診療です。すでに行っている医院でも、ホームページには「訪問診療にも対応しています」と一文だけ書かれているだけで、詳しい案内ページが無いというケースをよく見かけます。
専用ページを作ろうとすると、対象となる地域や距離、訪問できる件数(1日に訪問できる件数の目安)、費用の仕組みなど、説明すべき項目が多く、どこまで詳しく書けばよいのか迷いがちです。一方で、案内が少ないままだと、ご家族が「自分の地域は対象なのか」「どのくらいの費用がかかるのか」を知る手がかりがなく、問い合わせをためらってしまうこともあります。
この記事では、既存のページに追記する方法と、専用ページを新しく作る方法、それぞれどのような医院に向いているかを整理します。
既存ページへの追記と、専用ページ、それぞれの向き不向き
訪問診療の情報をどこまで詳しく載せるかは、医院の訪問診療への力の入れ方によって変わります。
| 方法 | 向いている医院 | できること・できないこと |
|---|---|---|
| 診療案内ページに一文追記 | 外来診療が中心で、訪問診療は依頼があれば対応する程度 | 簡単に対応できるが、対象地域や費用の詳しい説明は難しい |
| 専用ページを新しく作る | 訪問診療に力を入れており、問い合わせを増やしたい | 対象地域・流れ・費用を詳しく案内できるが、作成と更新の手間が増える |
| 両方を使い分ける | 将来的に専用ページへ拡張する予定がある | まず一文を追記し、依頼が増えてきたら専用ページを検討する |
どちらが正しいという決まりはありません。今の体制でどこまで案内できるかを基準に、無理のない範囲で情報を増やしていく考え方が現実的です。
専用ページに書いておきたい項目
専用ページを作る場合は、ご家族や介護施設の担当者が知りたい情報を中心に構成すると、問い合わせにつながりやすくなります。
- 対象となる地域(訪問できる範囲の目安)
- 対象となる方(通院が難しい方、施設に入所している方など)
- 訪問診療を依頼するまでの流れ(相談から初回訪問までの手順)
- 費用の仕組み(保険診療の範囲、訪問にかかる費用の考え方)
- 持参してもらいたいもの(保険証、お薬の情報など)
費用については、具体的な金額を一律に書くと、個々の状態によって変わる部分まで決まった金額のように伝わってしまうことがあります。「保険診療の範囲内で、訪問にかかる費用が別途かかります」といった一般的な説明にとどめ、詳しい金額は相談時に案内する形にすると、誤解を防げます。
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依頼から初回訪問までの流れを示す
専用ページを作る場合、依頼する側がいちばん知りたいのは「相談してからどのくらいで訪問してもらえるのか」という流れです。手順を図や箇条書きで示すと、ご家族や施設の担当者が安心して相談できます。
ケアマネジャーや施設の担当者からの問い合わせが多い医院では、相談フォームに「ケアマネジャーの方からのご相談」という項目を分けておくと、やり取りがスムーズになります。問い合わせフォームの作り方については、問い合わせへの返信が遅れてしまった時の対応も参考になります。
既存の高齢の患者さんへの配慮も合わせて考える
訪問診療の案内ページを見るのは、ご本人よりもご家族や介護施設の担当者であることが多いものの、外来に通っている高齢の患者さんがページを見る場合もあります。文字の大きさや配色が読みにくいと、必要な情報が伝わりにくくなります。
- 文字サイズを大きめにする本文の文字サイズを小さくしすぎず、読みやすい大きさにします。
- 専門用語をかみくだく「訪問歯科診療」「在宅療養支援」といった言葉は、簡単な言い換えを添えます。
- 電話での相談先を目立たせるフォームの操作が難しい方のために、電話番号を分かりやすい位置に置きます。
高齢の患者さんにも読みやすいホームページの工夫については、高齢の患者さんにも読みやすい歯科医院のホームページ、文字サイズと配色の工夫で詳しく取り上げています。
どちらの方法にするか迷ったら
訪問診療の案内ページをどこまで作り込むかは、医院の体制や今後の方針によって変わります。まずは今のホームページに訪問診療の案内がどの程度載っているかを、無料の自動診断で確認してみるのも一つの方法です。アドレスを入れるだけで、約10秒で気になる点を確かめられます。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
訪問診療の案内は、必ず専用ページを作るべきですか?
必須ではありません。外来診療が中心で訪問診療は依頼があれば対応する程度であれば、既存の診療案内ページに一文を追記する方法でも十分な場合があります。
訪問診療にかかる費用は、ホームページに具体的な金額を書くべきですか?
個々の状態によって変わるため、一律の金額を書くと誤解を招くことがあります。一般的な仕組みの説明にとどめ、詳しい金額は相談時に案内する形が無難です。
対象となる地域は、どのくらい詳しく書けばよいですか?
市区町村名や、訪問できる範囲の目安(例:医院から車で○分程度)を示すと、相談する側が判断しやすくなります。
ケアマネジャーからの相談も想定しておくべきですか?
施設やケアマネジャーからの問い合わせが多い医院では、相談フォームに専用の項目を設けておくと、やり取りがスムーズになります。
すでにある診療案内ページから、後で専用ページに拡張することはできますか?
可能です。まず一文の追記から始め、問い合わせが増えてきた段階で専用ページを検討するという進め方もあります。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。


