保守の頼み方・選び方
歯科医院のホームページ更新、院内でやるか外に任せるか、分担の決め方
休診のお知らせひとつ載せるのに、制作会社にメールして数日待つ。そんなやり取りに不便を感じて、「院内で更新できるようにしたい」と考える院長は多いと思います。一方で、受付やスタッフに任せて大丈夫か、壊してしまわないか、という心配もあるはずです。この記事では、歯科医院のホームページの更新作業を、院内と外部の会社でどう分ければよいか、作業ごとの向き不向きと分担の決め方をご紹介します。
全部を院内でやる必要も、全部を外に任せる必要もない
ホームページの更新は、「院内で全部やる」か「外に全部任せる」かの二択ではありません。作業ごとに、院内が向いているものと外に任せたほうがよいものがあります。
院内が向いているのは、急ぎで、内容を院内が一番よく知っている作業です。休診のお知らせや診療カレンダー、求人の募集の終了などがそうです。こうした作業を外に頼むと、依頼から反映までに時間がかかり、患者さんに届くのが遅れます。
反対に、外に任せたほうがよいのは、専門の知識が必要で、失敗するとホームページ全体に影響する作業です。土台の部品(PHPなど)やWordPressの更新、デザインの変更、予約ボタンの一斉の差し替えなどがそうです。
作業ごとの分担の目安
歯科医院でよくある作業を、院内と外部のどちらが向いているかで整理しました。あくまで目安ですので、貴院の体制に合わせて調整してください。
| 作業 | 向いている担当 | 理由 |
|---|---|---|
| 休診のお知らせ | 院内(受付・事務長) | 急ぎで、日程を院内が一番よく知っている |
| 診療カレンダーの更新 | 院内(作りによっては外部) | 毎月の作業。画像で作っている場合は外部 |
| 求人の募集・終了 | 院内(事務長) | 募集状況を院内が把握している |
| ブログ・院内の話題 | 院内(院長・スタッフ) | 内容を院内が一番よく知っている |
| 料金表・自費診療の説明 | 院内で原稿、外部で反映 | 表現の確認は院長、複数ページの修正は外部 |
| 予約ボタンの差し替え | 外部 | ページ全体の一斉の作業で漏れが出やすい |
| PHP・WordPressの更新 | 外部 | 失敗すると表示が崩れることがある |
| 控え(バックアップ)と復旧 | 外部 | 専門の段取りが必要 |
ポイント
料金表や自費診療の説明のように、医療広告の決まりに関わるページは、文章の原稿を院内で作って院長が確かめ、反映を外部に頼む、という分け方がおすすめです。
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院内で更新するときに決めておくこと
院内で更新を始める場合は、次のことを決めておくと、トラブルを防げます。
- 更新する人を決める受付の方、事務長さんなど、更新する人を決めます。管理画面に入るための情報(ログイン情報)は、人ごとに分けて発行してもらうのが安全です。
- 触ってよい範囲を決めるお知らせとカレンダーだけ、など、院内で触ってよい範囲を決め、それ以外は外部に頼むことにします。
- やり方を紙1枚にまとめるお知らせの載せ方を、画面の写真つきで紙1枚にまとめておきます。担当者が休んだときにも困りません。
- 載せる前の確認役を決める載せる前に、別の人がスマートフォンで内容を確かめる流れにしておくと、誤字や日付の間違いを防げます。
- 退職のときの手続きを決める更新していた人が退職するときは、その人のログイン情報を止める手続きを、退職の手続きの一覧に入れておきます。
管理画面のログイン情報を複数人で使い回していたり、退職した人の情報が残っていたりすると、第三者に入り込まれるきっかけになることがあります。ログイン情報は人ごとに分け、使わなくなったら止めることを習慣にしておきましょう。
外に任せるときに決めておくこと
外に任せる作業についても、頼み方を決めておくとやり取りが楽になります。
- 依頼の窓口(院内は誰が依頼し、外部は誰が受けるか)
- 依頼から反映までの目安(休診のお知らせは何日前までに依頼するか)
- 定期的な作業(PHPやWordPressの更新、控え)をいつ行い、どう報告してもらうか
- 費用がかかる作業と、契約に含まれる作業の区別
- 土曜や夜間に困ったときの連絡先
外部への依頼は、メールに「どのページの、どこを、どう直したいか」と「いつまでに」を書き、スマートフォンの画面の写真を添えると、一度で伝わります。費用の考え方は歯科医院のホームページ保守費用、毎月の請求の中身を確かめる方法で、休診のお知らせの段取りは年末年始・お盆の休診のお知らせ、ホームページの直し方と消し忘れ対策でご紹介しています。
院内で更新を始めるときの進め方
院内で更新を始めるときは、いきなり多くのページを任せるのではなく、一つの作業から始めるのがおすすめです。最初は休診のお知らせだけ、慣れてきたら診療カレンダー、その次に求人、という順番で範囲を広げていくと、無理なく身につきます。
- 最初の1回は、制作会社の方に画面を見ながら手順を教えてもらう
- 教わった手順を、その場で画面の写真つきでまとめておく
- 最初の数回は、載せたあとに制作会社にも確かめてもらう
- 慣れてきたら、担当者を2人にして、どちらか休んでも更新できるようにする
院内で更新するようになると、ホームページを見る機会が増え、古い情報に気づきやすくなるという良い面もあります。月に一度の点検とあわせて行うと効果的です。点検の場所は歯科医院のホームページ、月に一度の点検で見る場所チェックリストでまとめています。
分担表を作って、院内に貼っておく
最後に、作業ごとに「誰がやるか」「困ったら誰に聞くか」を一覧にした分担表を作り、院内で共有しておくことをおすすめします。担当者が替わっても、分担表があれば引き継ぎがスムーズです。年に一度、分担表を見直し、院内でやるようになった作業や、外に任せるようになった作業を書き換えましょう。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
スタッフにホームページの更新を任せても大丈夫ですか?
お知らせやカレンダーなど、触ってよい範囲を決めておけば任せやすくなります。ログイン情報は人ごとに分け、載せる前に別の人が確かめる流れにしておくと安心です。
院内で更新できるようにするには、何が必要ですか?
WordPressなどの仕組みで作られていれば、管理画面から更新できることが多いです。どこまで院内で更新できるかは作りによって違うため、制作会社に確かめてください。
PHPやWordPressの更新を院内でしてはいけませんか?
禁止ではありませんが、更新によって表示が崩れることがあるため、控えを取ってから行う、元に戻す方法を知っておくなどの準備が必要です。慣れていない場合は外部に任せるほうが安心です。
院内で更新するようになったら、保守契約は不要ですか?
お知らせなどの更新を院内でできても、部品の更新や控え、困ったときの対応は別に必要です。契約の範囲を見直し、院内でやる作業の分だけ減らすという考え方がおすすめです。
院内で更新していて、表示が崩れてしまったらどうすればよいですか?
まずはそれ以上触らず、どのページで、何をしたあとに崩れたかを書き留めて、制作会社や保守の担当に連絡してください。控え(バックアップ)があれば、その時点に戻せることがあります。慌てて別の設定を変えると、原因が分かりにくくなります。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。

