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セキュリティ・弱点

歯科医院のホームページに「保護されていない通信」と出たら?鍵マークと予約ページの確かめ方

公開 2026年10月23日 約5分で読めます

患者さんから「ホームページを開いたら『保護されていない通信』と出ましたが、予約しても大丈夫ですか」と電話で聞かれた。そんなご相談をいただくことがあります。アドレス欄の鍵マークは、ホームページと患者さんの間の通信が暗号化されている目印です。この記事では、鍵マークが外れる主な原因と、院内で確かめられること、制作会社に頼むことを順番にまとめます。

鍵マークは「通信を暗号化している」という目印

ホームページのアドレスが「https://」で始まり、アドレス欄に鍵マークが付いている状態は、SSL証明書(通信の暗号化の証明書)が正しく働いていることを表しています。患者さんがWeb予約の画面に名前や電話番号を入れたとき、その内容が途中でのぞき見されにくくなる仕組みです。

鍵マークがない、または「保護されていない通信」と表示されている場合、ブラウザ(ホームページを見るためのソフト)が「この通信は暗号化されていません」と知らせています。表示されるだけでホームページが壊れたわけではありませんが、患者さんから見ると「この医院のホームページは大丈夫だろうか」と不安になる表示です。

特に歯科医院では、Web予約や問い合わせフォームで氏名・電話番号・症状などを受け取ることが多く、入力をためらって電話に切り替える患者さん、そのまま他の医院を探してしまう患者さんもいらっしゃいます。表示に気づいたら、早めに原因を確かめておきたいところです。

鍵マークが外れる主な原因

鍵マークが外れる原因はいくつかありますが、歯科医院のホームページでよく伺うのは次の4つです。

保護されていない通信と表示される主な原因として、証明書の期限切れ、一部の画像や部品が暗号化されていない、予約ページだけ別のアドレス、サーバーの引っ越し後の設定漏れの4つがあり、いずれも原因が分かれば多くは設定や更新で直せることを示す図
「保護されていない通信」の主な原因は4つ
原因よくある場面直し方の方向
証明書の期限切れある日突然、全ページで警告が出る証明書を更新する(自動更新の設定を確かめる)
一部の部品が暗号化されていないトップは鍵マークがあるのに、症例写真のページだけ警告画像や埋め込み部品のアドレスをhttpsに直す
予約ページだけ別のアドレスホームページは大丈夫だが、予約ボタンの先で警告予約ページ側の設定を確かめる
サーバー引っ越し後の設定漏れサーバーを移した直後から警告が出る新しいサーバーで証明書を設定し直す

このうち最も多いのは期限切れです。証明書には有効期限があり、自動で更新される設定になっていても、サーバーの契約内容が変わったり、クレジットカードの期限が切れて支払いが止まったりすると、更新されないまま期限を迎えることがあります。

貴院のホームページは大丈夫?

アドレスを入れるだけで、ニュースになった弱点に当てはまりそうか・鍵マークは大丈夫かなどを約10秒で自動診断します。

院内でできる確かめ方

専門の知識がなくても、次の手順で状況をある程度つかめます。受付スタッフの方と一緒に、パソコンとスマートフォンの両方で確かめてみてください。

  1. トップページのアドレス欄を見るアドレスがhttpsで始まり、鍵マークが付いているかを確かめます。スマートフォンでは、アドレス欄を押すと表示されることがあります。
  2. よく見られるページを順に開く診療時間、アクセス、自費診療の説明、医院ブログなどを開き、ページごとに鍵マークがあるかを見ます。
  3. Web予約と問い合わせの画面を開く予約ボタンや問い合わせボタンを押した先でも、鍵マークが付いているかを確かめます。外部の予約サービスの場合は、その画面のアドレスも確認します。
  4. 鍵マークを押して期限を見るパソコンでは鍵マークを押すと、証明書の情報や有効期限を見られることがあります。期限が近ければ、更新の予定を制作会社に聞きます。
  5. 気づいたことをメモして伝えるどのページで、いつから、どんな表示が出たかを書き留めて、制作会社やサーバー会社に伝えます。

ポイント

「全ページで警告が出る」のか「一部のページだけ」なのかが分かるだけで、原因の見当がぐっと付けやすくなります。直す人に伝えるときにも役立ちます。

制作会社・サーバー会社に頼むこと

原因の見当がついたら、ホームページを管理している制作会社か、サーバーの契約者(医院で契約している場合はサーバー会社)に連絡します。伝える内容は次のとおりです。

  • 「保護されていない通信」と出ているページのアドレスと、気づいた日時
  • 全ページなのか、一部のページだけなのか
  • 予約や問い合わせの画面でも出ているか
  • 証明書の自動更新が設定されているか、次の期限はいつか
  • 直ったあと、どのページで確かめればよいか

証明書の更新は、多くの場合ホームページを作り直さずに済む作業です。ただし、ホームページの土台であるPHPなどが古いまま放置されていると、鍵マークだけ直しても別の弱点が残ります。あわせてPHPの脆弱性、歯科医院のホームページは何を確かめる?も確かめておくと安心です。

見落としやすい点

サーバーやドメインの支払いが医院のクレジットカードになっている場合、カードの期限切れで更新が止まることがあります。カードを切り替えたときは、ホームページ関係の支払い先も見直してください。

直るまでの間、患者さんへの案内

直るまでに数日かかることもあります。その間は、患者さんが迷わないよう、次のような工夫をしておくと受付の負担も減らせます。

  • 電話で問い合わせがあったら「現在修正中で、内容は外に出ないよう確認しています。お電話でもご予約いただけます」と案内する
  • 受付スタッフ全員に、表示の意味と案内の言葉を共有しておく
  • 急ぎの予約は電話で受けられるよう、受付時間をあらためて確認しておく
  • 直ったら、スタッフにも伝えて案内を元に戻す

Web予約のフォームそのものに不具合が出ている場合は、Web予約や問い合わせのメールが届かない時の確かめ方もあわせてご覧ください。

期限切れを繰り返さないために

鍵マークの期限切れは、一度直しても、担当者が変わったり契約が変わったりしたときに再び起きやすいトラブルです。次の期限を誰が見ているのかを決めておくことが大切です。

HPドクターの「AIみまもり」は、AIが貴院のホームページを週3回(月・水・金)診断し、鍵マークの期限が近づいたり外れたりといった変化があった時だけお知らせします。気になる表示が出たときは、AIにそのまま相談することもできます。料金は月額1,500円で、14日間は無料です。今の制作会社との契約はそのままでお使いいただけます。

まずは無料の自動診断で今の鍵マークの状態を確かめ、続けて見守りたい場合は14日間無料のAIみまもりをお試しください。人に相談したい方は、無料で担当者にご相談いただけます。

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よくあるご質問

「保護されていない通信」と出ていても、ホームページは見られます。放っておいても問題ありませんか?

見られる状態でも、入力した内容が暗号化されていない可能性があります。患者さんが予約や問い合わせをためらう原因にもなるため、早めに原因を確かめて直すことをおすすめします。

トップページは鍵マークがあるのに、一部のページだけ警告が出ます。

そのページの画像や埋め込み部品のアドレスが暗号化されていないことが多いです。どのページで出るかを制作会社に伝えると、直す場所を見つけやすくなります。

証明書の更新は有料ですか?

サーバー会社や証明書の種類によって異なります。無料の証明書を自動更新している場合もあれば、年ごとに費用がかかる場合もあります。今の契約内容を制作会社やサーバー会社に確認してください。

外部の予約サービスの画面で警告が出る場合はどうすればよいですか?

予約サービス側の設定に原因があることが多いので、予約サービスの窓口に連絡してください。あわせて、医院のホームページから予約ページへのリンクのアドレスが正しいかも確かめるとよいです。

この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。