歯科医院のルール
歯科医院のホームページ、キャンセル・無断キャンセルについての案内の書き方
予約の変更やキャンセルの連絡先が分かりにくいと、患者さんが連絡をためらってしまい、結果として無断キャンセルが増えてしまうことがあります。ホームページにキャンセルについての案内を載せておくことは、患者さんにとっても医院にとっても助けになります。案内に入れておきたい項目と、書く際に気をつけたい点をまとめました。
キャンセルの案内をホームページに書く理由
予約の変更やキャンセルをどこに連絡すればよいか分からないと、患者さんは「電話するのは気が引ける」「もう診療時間が過ぎている」と感じ、連絡せずに来院しないという選択をしてしまうことがあります。ホームページに連絡方法と期限を分かりやすく載せておくことで、こうした連絡をためらう患者さんを減らせます。
案内を載せる場所は、予約ページや診療時間のページなど、患者さんが予約の前後に目にする場所が適しています。トップページの奥深くに置くよりも、予約ボタンの近くに案内を添えておくと気づいてもらいやすくなります。
特に、初めて来院する患者さんは、医院ごとのキャンセルのルールを知らないまま予約することがほとんどです。案内をあらかじめ読んでもらえると、予約の変更が必要になった時に迷わず連絡してもらいやすくなり、受付側の手間も減ります。
案内に入れておきたい項目
- キャンセル・変更の連絡方法(電話・フォームのどちらか、または両方)
- いつまでに連絡してほしいか(前日まで、当日の何時までなど)
- 連絡が取れる時間帯(診療時間外は翌診療日になることなど)
- 無断キャンセルが続いた場合の対応方針(ある場合)
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 連絡方法 | お電話またはWeb予約画面の「変更・取消」ボタンからご連絡ください |
| 連絡期限 | 前日の診療時間内までにご連絡ください |
| 診療時間外の連絡 | 翌診療日の対応となる場合がございますので、あらかじめご了承ください |
自費診療やインプラントの相談など、長めの時間を確保している予約については、一般の診療とは別にキャンセルの連絡期限を案内している医院もあります。すべての予約を同じ条件にする必要はなく、予約の種類に応じて案内を分けることも検討してみましょう。
無断キャンセルが増えた時の対応
- 記録をつける無断キャンセルが発生した日時と患者さんを記録しておきます。
- 連絡を試みる次回の来院時や、連絡先が分かる場合は電話などで状況を確認します。
- 案内の見直しをする同じ曜日・時間帯で無断キャンセルが続く場合は、予約前の確認電話など、案内の方法自体を見直します。
無断キャンセルを完全にゼロにすることは難しいものですが、連絡方法と期限を分かりやすく案内しておくことで、連絡を忘れていた患者さんが気づいて連絡してくれることもあります。
無断キャンセルが続いた場合に、次回以降の予約を断るといった対応を取る医院もありますが、ホームページ上の案内文としては、まずは「連絡をお願いします」という呼びかけを基本の文面にしておくほうが、患者さんにも伝わりやすい表現になります。
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キャンセル料を書く場合に気をつけること
キャンセル料の案内は事前の説明が大切
キャンセル料を設定する場合は、どのような場合にいくら発生するかを、予約の時点で患者さんに分かるように案内しておくことが大切です。金額や条件の決め方、法律上の位置づけについては解釈が分かれる部分もあるため、必要に応じて専門家にご確認ください。
キャンセル料の案内文は、他院の文章をそのまま使うのではなく、医院の実情に合わせて作成しましょう。自費診療の予約など、特に時間を確保している診療について個別の案内を添えている医院もあります。
案内文を公開した後も、実際にキャンセル料を請求した例があるかどうかで、患者さんからの質問を受けることがあります。受付のスタッフが説明しやすいように、ホームページに書いた内容と同じ言葉で口頭でも案内できるよう、院内で言葉づかいを揃えておくとよいでしょう。
よくある質問にあらかじめ答えておく
キャンセルの案内を載せた後、患者さんから「当日の朝に体調が悪くなった場合はどうすればよいか」「家族の代わりに連絡してもよいか」といった質問を受けることがあります。こうしたよくある質問をあらかじめ案内文の中やFAQに加えておくと、受付での電話対応が減り、患者さんも安心して予約できます。
- 当日の急な体調不良の場合の連絡方法
- 家族や付き添いの方からの連絡でもよいか
- 複数の予約をまとめてキャンセルする場合の連絡方法
- 予約の変更と取消で、連絡先や方法が異なるかどうか
このような質問への答えを先に用意しておくことで、受付のスタッフごとに答え方がばらつくことも防げます。新しく入ったスタッフへの説明もしやすくなるため、案内文を作る際の副産物として、院内の対応も揃えやすくなります。
案内を定期的に見直すために
診療時間の変更や予約システムの切り替えがあった際は、キャンセルについての案内も内容が古くなっていないか確認しましょう。歯科医院のホームページ、予約システムを乗り換える時に確認したい比較ポイントでご紹介したように、予約システムを変える際は、案内文の表示場所も見直す機会になります。
ホームページの案内文だけでなく、受付での口頭での案内も揃えておくと、患者さんに伝わる情報がずれません。ホームページの更新に不安がある場合は、無料の自動診断や、14日間無料のAIみまもりもご検討ください。
案内文は一度作ったら終わりではなく、無断キャンセルの件数や、患者さんからの質問の内容を見ながら、分かりにくい部分を少しずつ直していくものだと考えておくと、負担なく運用を続けられます。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
キャンセルの連絡先は電話とフォーム、どちらにすればよいですか?
両方を用意し、患者さんが選べるようにしておくと連絡をためらう人を減らせます。フォームの場合は、診療時間外でも送信できる旨も案内しておきましょう。
キャンセル料を設定する場合、ホームページにどこまで書けばよいですか?
発生する条件と金額の目安を、予約の前に患者さんが確認できる場所に載せておくことが大切です。詳しい決め方は専門家にご確認ください。
無断キャンセルが多い患者さんへの対応で、ホームページ上でできることはありますか?
ホームページ上では個別の対応は書けませんが、連絡方法と期限を分かりやすく案内しておくことで、連絡を忘れる患者さんを減らす効果が期待できます。
キャンセルの案内文は、どのページに載せるのがよいですか?
予約ページや診療時間のページなど、患者さんが予約の前後に目にする場所に載せると気づいてもらいやすくなります。
予約システムを変更すると、キャンセルの案内文も変える必要がありますか?
連絡方法が変わる場合は、案内文もあわせて更新する必要があります。システムの切り替え時に、案内文の表示場所や内容も確認しておきましょう。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。


