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歯科医院の医師・スタッフ紹介ページ、入職・退職のときに直す場所と写真の扱い

公開 2026年10月23日 約5分で読めます

歯科医院のホームページで、患者さんがよく見るページのひとつが医師・スタッフ紹介です。どんな先生に診てもらえるのか、矯正や口腔外科の先生は何曜日にいるのか、気にして開く方は少なくありません。ところが、勤務医の先生が退職したのに紹介が残っていた、非常勤の先生の曜日が古いままだった、というお話はよく伺います。この記事では、入職・退職のときに直す場所と、写真の扱いの段取りをご紹介します。

医師・スタッフ紹介が古いと何が起きるか

医師・スタッフ紹介は、一度作ると見直されにくいページです。院内では誰が働いているか分かっているので、ホームページの紹介が古くても気づきにくいのです。けれども患者さんは、このページを見て来院を決めることがあります。

  • 退職した先生を指名して予約の電話がかかってくる
  • 非常勤の先生の曜日が古く、その曜日に来院しても診てもらえない
  • 矯正や小児の担当がいるように書かれているが、今は担当がいない
  • 退職したスタッフの写真が残り、ご本人から削除をお願いされる

特に、非常勤の先生が担当する専門の診療(矯正、口腔外科、小児など)は、曜日や頻度が変わりやすいものです。紹介ページだけでなく、診療案内や診療カレンダーにも担当日が書かれていることが多く、一人の入れ替わりで直す場所が何か所にもなるのが歯科医院の特徴です。

反対に、新しく入った先生やスタッフの紹介が載っていないのも、もったいないことです。新しい先生が得意な診療や、新しく始めた専門外来を知らせる機会を逃してしまいます。歯科衛生士が増えて予約が取りやすくなった、女性の先生の担当日が増えた、といった変化は、患者さんにとって来院を決める理由になります。

紹介ページの更新が遅れる理由として多いのは、「写真の撮影が済んでいないから」「経歴の原稿がまだだから」というものです。そのまま数か月たってしまうくらいなら、まず名前と担当だけを先に載せ、写真や経歴はあとから足す、という順番でもかまいません。大切なのは、今いる人と今の担当日が正しく載っていることです。

歯科医師やスタッフが入職や退職をしたときに直す場所として、医師・スタッフ紹介、診療案内の担当日、診療カレンダー、求人ページ、写真のある他のページの5か所があり、まとめて直すことを示す図
一人の入れ替わりで、直す場所は何か所にもなる

入職・退職のときに直す場所

入れ替わりがあったときに直す場所を、一覧にしておくと漏れが防げます。貴院のホームページで当てはまる場所を確かめてみてください。

直す場所入職のとき退職のとき
医師・スタッフ紹介名前・役割・経歴・写真を載せる紹介を外す(写真も外す)
診療案内の担当日担当する曜日を書き加える担当日を外し、代わりの体制を書く
診療カレンダー専門外来の日を加える専門外来の日を外す
求人ページ募集を終了と書き換える募集を再開するか決める
院内の写真があるページ新しい集合写真に差し替えるか決める写っている写真を差し替えるか決める
院長あいさつ・ブログ紹介の記事を書くか決める名前が出ている記事を確かめる

見落としやすいのは、トップページや院内紹介の集合写真と、過去のブログやお知らせです。紹介ページからは外したのに、トップの写真やブログの記事に名前と顔が残っていた、ということがあります。

ポイント

退職の挨拶を兼ねて「○月末で○○先生が退職します。○月からは○曜日の矯正相談を○○先生が担当します」とお知らせを出すと、通院中の患者さんにも安心していただけます。

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写真を載せるときに決めておくこと

医師やスタッフの写真は、医院の雰囲気を伝えるうえで大きな役割を持っています。一方で、写真は個人を特定できる情報でもあります。載せる前に、次のことを決めておくと、あとで困りません。

  1. 載せてよいか本人に聞く顔写真、名前、経歴、趣味などのうち、どこまで載せてよいかを本人に確かめます。口頭だけでなく、簡単な書面やメールで残しておくと安心です。
  2. どこに載せるかを伝える紹介ページだけか、トップページや求人ページ、院外の紹介にも使うのかを伝えておきます。
  3. 退職したときの扱いを決める退職したら写真をいつまでに外すかを決めておきます。集合写真の差し替えに時間がかかる場合は、その目安も伝えておきます。
  4. 外したことを記録する退職のときに外したページと日付を記録しておくと、ご本人から問い合わせがあったときに答えられます。

院内で撮った写真に患者さんが写り込んでいないかも確かめましょう。待合室や診療室の写真に、患者さんの顔やカルテ、予約表が写っていないかは、載せる前に一度見ておきたい点です。パソコンの画面やホワイトボードに書かれた予定も、写真を拡大すると読めてしまうことがあります。撮影の前に、写り込みそうなものを片づけておくと安心です。

経歴や資格を書くときの注意

医師紹介に経歴や所属学会、認定などを書く場合は、医療広告の決まりにも気をつけたいところです。医療機関のホームページは、厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿った表現が求められます。たとえば、専門性に関する資格の書き方には決まりがあるとされています。

迷う表現があるときは、所管の保健所等にご確認ください。ホームページ全体の表現の見直し方は医療広告ガイドラインと歯科医院のホームページ、表現の見直し方でまとめています。

また、経歴は入職時に書いたまま更新されないことも多いものです。新しい認定を取った、所属が変わった、といった変化があったときは、紹介ページも一緒に直しましょう。年に一度、医師ご本人に紹介ページを見てもらい、直したいところがないか聞く機会を作るのもおすすめです。

入れ替わりの段取りを決めておく

入職や退職が決まったら、ホームページの直しを「人事の手続きのひとつ」として扱うと漏れません。雇用契約や保険の手続きと同じ一覧に、「ホームページの紹介を直す」「写真の掲載の了解を取る」を入れておきましょう。求人ページの扱いは歯科衛生士・歯科助手の求人ページ、ホームページで更新したい場所と応募フォームの点検もあわせてご覧ください。

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よくあるご質問

退職した先生の紹介は、すぐに外すべきですか?

退職日に合わせて外すのがおすすめです。通院中の患者さんのために、退職のお知らせと、その後の担当の体制をあわせて載せておくと親切です。

スタッフの写真を載せるのに同意は必要ですか?

写真は個人を特定できる情報のため、ご本人の了解を得てから載せるのが基本です。どこに載せるか、退職したらどうするかも伝えておきましょう。詳しくは個人情報保護委員会の案内もご確認ください。

経歴に学会の認定などを書いてもよいですか?

書ける内容や書き方には医療広告ガイドラインの決まりがあるとされています。迷う場合は所管の保健所等にご確認ください。

紹介ページの更新は院内でできますか?

WordPressなどで作られていれば、名前や担当日の文章は院内で直せることが多いです。写真の差し替えやページの追加は制作会社に頼むほうが安全な場合もあります。どこまで院内で直せるかを、制作会社に一度確かめておくと、入れ替わりのたびに迷わずに済みます。

スタッフ全員を紹介する必要がありますか?

全員を載せる決まりはありません。載せたくない方もいらっしゃるため、本人の希望を聞いたうえで、載せる人と載せる内容を決めましょう。名前だけ、役割だけ、という載せ方もあります。

この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。