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歯科医院のホームページ、月に一度の点検で見る場所チェックリスト

公開 2026年10月23日 約5分で読めます

貴院のホームページを、最後に患者さんと同じ目線で開いたのはいつでしょうか。開業のときに作ってから、お知らせの追加だけは続けているものの、ほかのページは何年も見ていない、というお話はよく伺います。歯科医院のホームページは、診療時間や予約の入口など、古いままだと患者さんが迷ったり、来院の機会を逃したりする場所が多いのが特徴です。この記事では、月に一度、15分ほどで確かめられる点検の場所と順番をご紹介します。

歯科医院のホームページは「古くなると困る場所」が多い

歯科医院のホームページは、会社案内のように作ったら終わりのものではありません。患者さんは、今日やっているか、何時まで受け付けているか、予約が取れるかを確かめるために開きます。つまり、日々変わる情報の入口になっています。

たとえば、こんな場面です。午後の休診日を変えたのに、トップページの診療時間表だけ古いままだった。担当の歯科医師が退職したのに、医師紹介のページに名前が残っていた。Web予約のボタンを押すと、もう使っていない予約サービスの画面に飛んでしまう。どれも院内では気づきにくく、患者さんからの電話で初めて分かることが多いものです。

こうした「古くなると困る場所」は、だいたい決まっています。毎月同じ順番で見る習慣をつけてしまえば、特別な知識がなくても点検できます。

歯科医院のホームページを月に一度点検する順番として、診療時間と休診、お知らせ、Web予約と電話、料金と診療メニュー、求人と医師紹介、表示と鍵マークの6つを上から順に確かめる流れを示す図
月に一度、この順番で見れば15分ほどで終わります

月に一度の点検チェックリスト

点検は、院内のパソコンではなく、ご自身のスマートフォンで行うのがおすすめです。患者さんの多くはスマートフォンで見ていますし、パソコンでは問題なくても、スマートフォンでは表が崩れている、ということがよくあるからです。

見る場所確かめること古いと起きること
診療時間・休診日トップ・アクセス・フッターなど、時間が書かれた全部の場所が同じか休診日に患者さんが来院してしまう
お知らせ終わった休診や行事のお知らせが上に残っていないか今も休みだと誤解される
Web予約・電話予約ボタンが今の予約サービスにつながるか、電話番号を押すと発信できるか予約の機会を逃す
料金・診療メニュー自費診療の料金や取り扱いメニューが今の内容と合っているか受付で説明の食い違いが起きる
求人・医師紹介募集を終えた求人や、退職した方の紹介が残っていないか応募や問い合わせの行き違い
表示・鍵マークアドレス欄に鍵マークがあるか、警告画面が出ないか患者さんが不安になって閉じてしまう

特に見落としやすいのが診療時間です。同じ診療時間表が、トップページ、医院案内、アクセス、ページの一番下(フッター)など、何か所にも書かれていることがあります。一か所だけ直して、ほかが古いまま、というのはよくあることです。

Web予約は、実際に予約の手前まで操作してみるのが一番確実です。予約サービスを乗り換えたときに、トップページのボタンだけ新しくして、診療案内のページや院長あいさつの中にあるボタンが古い画面につながったまま、ということもあります。ボタンが複数ある場合は、すべて押して確かめましょう。料金表も同じで、自費診療の料金を改定したときに、料金表のページは直しても、インプラントや矯正の説明ページの中に書かれた金額が古いまま残ることがあります。

ポイント

点検した日付と気づいたことを、紙1枚かスプレッドシートに書き残しておきましょう。事務長さんや受付の方と分担するときも、前回どこまで見たかが分かります。

貴院のホームページは大丈夫?

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目で見て分からない場所は、仕組みで見張る

上のチェックリストは、患者さんの目に見える場所の点検です。一方で、ホームページには目で見ても分からない手入れもあります。ホームページを動かしている土台の部品(PHPなど)や、WordPressと追加部品(プラグイン)の更新、アドレス欄の鍵マークの証明書の期限などです。

2026年10月には、ホームページを動かす土台であるPHPに深刻な弱点が見つかり、IPA(情報処理推進機構)が注意喚起を出しました(IPA(情報処理推進機構)の注意喚起(2026年10月21日))。こうした土台の弱点は、ページを眺めているだけでは気づけません。WordPressを新しくしていても、土台のPHPが古いままなら対象になり得ます。

まず確かめたいのは、この目に見えない手入れを、誰が担当しているのかです。開業時の制作会社が続けて見てくれているのか、サーバー代だけを払っていて誰も見ていないのか。院長ご自身も把握していない、というケースは少なくありません。担当の確かめ方や、頼む先の選び方は歯科医院のホームページ保守、頼む会社の選び方でまとめています。また、万一に備えた控え(バックアップ)が取れているかも大事な点検項目です。詳しくは歯科医院のホームページのバックアップ、何をどこに取っておく?をご覧ください。

目に見えない部分は、毎月人が確かめるよりも、仕組みに見張ってもらうほうが確実です。まずは無料の自動診断で、今のホームページの状態を確かめてみてください。鍵マークの有無や、外から分かる範囲の古い部品などを確認できます。

点検を続けるための分担のしかた

点検は、続かなければ意味がありません。院長がお一人で抱えると、忙しい月に抜けてしまいがちです。おすすめは、役割を分けることです。

  1. 受付の方:診療時間とお知らせ患者さんから「今日やっていますか」と聞かれる立場なので、時間や休診の食い違いに一番気づきやすい方です。月初にスマートフォンで確認してもらいます。
  2. 事務長さん:予約・料金・求人予約サービスの契約や料金改定、求人の募集状況を把握している方が担当すると、古い情報にすぐ気づけます。
  3. 院長:医師紹介と診療内容の表現診療内容の説明や医師紹介は、医院の方針と広告の決まりに関わるため、院長の目で確認します。
  4. 制作会社や保守の担当:土台と部品PHPやWordPressの更新、鍵マークの証明書の期限は、専門の担当に任せ、作業した内容を報告してもらいます。

年末年始やお盆の前は、休診のお知らせの出し忘れ・消し忘れが起きやすい時期です。年末年始・お盆の休診のお知らせ、ホームページの直し方と消し忘れ対策もあわせてご覧ください。

気になる点が見つかったら

点検で古い情報が見つかったら、まずは制作会社や保守をお願いしている会社に、どのページのどこを直したいかを具体的に伝えます。スマートフォンの画面を撮って送ると話が早く進みます。WordPressなどで院内から直せる場合は、診療時間のように複数の場所に書かれている情報を、すべて直したか最後にもう一度確かめましょう。

「誰に頼めばいいのか分からない」「制作会社と連絡が取りにくい」という場合は、HPドクターにご相談ください。HPドクターのAIみまもりは、週3回(月・水・金)貴院のホームページを診断し、変化があった時だけお知らせします。気になることはAIにそのまま相談できます。月額1,500円で、14日間無料でお試しいただけます。今の制作会社との契約はそのままでかまいません。

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よくあるご質問

点検は毎月しないといけませんか?

決まりはありませんが、診療時間や休診のお知らせは月単位で変わることが多いため、月に一度を目安にすると抜けが起きにくくなります。年末年始やお盆の前は、いつもより早めに確かめるのがおすすめです。

パソコンで見て問題なければ大丈夫ですか?

スマートフォンでも確かめてください。パソコンでは整って見えても、スマートフォンでは診療時間表が崩れたり、予約ボタンが隠れたりすることがあります。

点検は事務長やスタッフに任せてもよいですか?

はい、分担するほうが続きやすくなります。ただし、診療内容の説明や医師紹介の表現は医療広告の決まりに関わるため、院長が最終確認されることをおすすめします。

目に見えない部品の更新はどう確かめればよいですか?

制作会社や保守の担当に、PHPやWordPressの更新をいつ行ったか報告してもらうのが確実です。外から分かる範囲は、HPドクターの無料の自動診断でも確かめられます。

この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。