セキュリティ・弱点
歯科医院のホームページ、オンライン決済を導入する時に確認したいこと
インプラントや矯正、ホワイトニングなどの自費診療の支払いを、ホームページから案内してオンラインで受け付ける歯科医院が増えています。患者さんの利便性は上がりますが、導入する前に確認しておきたい安全面・表示面のポイントがあります。
歯科医院でオンライン決済を使う場面
自費診療の予約時に一部を事前決済してもらう、インプラントや矯正の費用をまとめて案内し、カードで分割払いできるようにする、キャンセル料をオンラインで受け取る、といった場面でオンライン決済を使う歯科医院が増えています。ホームページの自費診療ページから決済ページに案内する流れを取る医院も見られます。
院内の受付での決済と違い、ホームページ経由の決済は、患者さんが自宅などから自分のタイミングで支払える点が便利ですが、画面の分かりやすさや、情報の扱い方に気をつけるべき点が受付での決済とは異なります。
特に自費診療は費用が高額になりやすく、患者さんがその場で全額を用意できない場合もあります。オンライン決済を導入すると、来院日を待たずに事前に一部を支払えるため、当日の受付での現金のやり取りを減らせるという利点もあります。一方で、画面の操作に不慣れな患者さんには、電話や受付でも同じ内容を案内できるようにしておくことが大切です。
- 自費診療の予約時に、デポジット(予約金)をオンラインで受け取る
- インプラントや矯正の費用を、カードの分割払いで案内する
- キャンセル料や無断キャンセルの費用を、オンラインで請求する
- 物販(マウスピースや歯ブラシなど)をホームページ上で販売する
決済サービスを選ぶ時に確認したい点
決済サービス自体を自院で開発することは少なく、多くは外部の決済代行会社のサービスを組み込んで使います。選ぶ時は次の点を確認しておきましょう。
- 運営会社が明確か確認する決済代行サービスの運営会社名や、医療機関での導入実績が案内されているかを確認します。
- カード情報を自院で保管しないか確認するカード番号を自院のサーバーやメールで受け取る形は避け、決済代行会社の画面で直接入力してもらう仕組みを選びます。
- ホームページ側の通信が暗号化されているか確認する決済ページに進む前のページも含めて、アドレス欄に鍵マークが表示されているかを確認します。常時SSL化の確認方法は後述のコラムもご参照ください。
- 手数料と反映のタイミングを確認する決済手数料がどちらの負担になるか、受け取った金額がいつ医院の口座に反映されるかを、導入前に確認しておきます。
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ホームページでの案内の仕方
自費診療の料金を案内するページにオンライン決済のリンクを置く場合、料金だけが目立って、治療のリスクや説明が省かれてしまうと、医療広告ガイドラインに沿わない見え方になることがあります。決済の案内と治療説明は、同じページの中でもバランスを取りましょう。
| 案内の仕方 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 料金表の近くに決済リンクを置く | 治療内容やリスクの説明も同じページに載せる |
| 予約フォームから決済に進める | 予約の確定とデポジットの支払いが別であることを分かりやすく示す |
| 分割払いの案内をする | 分割払いの手数料や条件は決済代行会社の規約どおりに案内する |
決済に関するページに「お得」「割引」といった表現を使う場合は、根拠のない表現にならないよう注意しましょう。実際に適用している割引の条件を明記し、誰でも確認できる形にしておくことが大切です。条件を明記せずに割引を強調する表示は、医療広告ガイドラインに沿わない見え方になることがあります。
インプラントや矯正のように治療期間が長い自費診療では、決済のタイミングが治療の進み方に合わせて複数回に分かれることもあります。初回の決済だけでなく、治療の途中で追加の支払いが発生する場合は、その都度の案内方法も決めておくと、患者さんが戸惑わずに済みます。
自費診療ページ全体の書き方については、インプラント・矯正・ホワイトニングなど自費診療のページに書いておきたいことでもご紹介しています。決済の導入とあわせて、ページ全体の内容も見直しておくと安心です。
導入後に確認しておきたいこと
決済サービスを導入した後も、定期的に確認しておきたい点があります。
- 決済ページが実際に正常に表示され、支払いが完了するかを自分で試してみる
- 支払い後に患者さんへ届く確認メールの文面が分かりやすいか確認する
- 決済に関する問い合わせが来た時に、院内の誰が対応するかを決めておく
- 返金が必要になった場合の手順を、決済代行会社の規約で確認しておく
特に高齢の患者さんは、オンライン決済に不慣れな場合もあります。オンライン決済だけに限定せず、受付での現金・カード払いも選べる状態を残しておくと、患者さんが安心して選べます。
導入直後は、スタッフの間でも操作に慣れるまで時間がかかることがあります。患者さんから決済に関する質問を受けた時に、受付の誰でも一通りの説明ができるよう、導入時に簡単な操作手順をまとめておくと、院内での対応がスムーズになります。
患者さんの中には、オンライン決済と聞くと「登録が面倒」「不正利用が心配」と感じる方もいます。ホームページの案内には、入力する項目やかかる時間の目安を具体的に書いておくと、初めて使う患者さんの不安を減らすことができます。
ホームページ全体の安全も合わせて確認する
オンライン決済を導入すると、ホームページ経由でお金のやり取りをする場面が増えるため、ホームページ全体の表示や通信の安全性がこれまで以上に大切になります。常時SSL化の確認方法は、歯科医院のホームページ、常時SSL化はできている?確かめる3つの場所をご覧ください。
決済ページを含めたホームページ全体の安全が気になる場合は、無料の自動診断をご利用ください。アドレスを入れるだけで、約10秒で気になる点を確かめられます。
決済サービスの選び方や導入の手順に迷う場合は、院内だけで判断せず、専門家に相談することもおすすめします。HPドクターでは、今の制作会社との契約はそのままで、AIがホームページを週3回診断し、変化があった時だけお知らせするAI相談プランを14日間無料でお試しいただけます。人に相談したい方は、無料でご相談いただけます。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
オンライン決済を導入すると、カード情報の管理責任は医院側にありますか?
カード番号を自院で直接受け取らず、決済代行会社の画面で入力してもらう仕組みを選べば、カード情報そのものを医院が保管することは避けられます。
どの決済代行サービスを選べばよいか分かりません。何を基準にすればよいですか?
運営会社が明確であること、医療機関での導入実績があること、手数料と反映のタイミングが分かりやすいことを基準に比較するとよいでしょう。
分割払いの条件は、ホームページにどこまで書けばよいですか?
分割回数や手数料の条件は、決済代行会社が定めた規約どおりに案内し、医院が独自の条件を付け加えないようにしましょう。
オンライン決済を導入したら、受付での支払いはやめてよいですか?
やめる必要はありません。オンライン決済に不慣れな患者さんのために、受付での現金・カード払いも残しておくことをおすすめします。
決済トラブル(二重決済など)が起きた場合、誰に連絡すればよいですか?
まずは決済代行会社のサポート窓口に連絡し、院内でも対応した担当者を記録しておくと、患者さんへの説明がスムーズになります。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。


