歯科医院のルール
歯科医院のホームページ、求人ページの勤務条件・労働条件の表示で気をつけること
歯科衛生士やスタッフを募集するために、ホームページに求人ページを置いている医院は多くあります。勤務時間や休日、給与といった労働条件の表示は、応募を検討する人にとって大切な情報であると同時に、古い情報のまま放置されていると、採用後の行き違いにつながることもあります。この記事では、歯科医院のホームページの求人ページで、労働条件の表示について気をつけたい点をご紹介します。
求人ページの労働条件表示が大切な理由
求人に応募する人は、面接の前にホームページの求人ページを見て、勤務時間・休日・給与などの条件を確認します。この時の表示が実際の条件と異なっていると、面接や採用後に「書いてあった内容と違う」という行き違いが起きてしまいます。
労働条件の明示については、労働関係の法令で求められる考え方があります。具体的な解釈や、医院の状況に応じた対応は、断定的な判断を避け、労働局やハローワーク、社会保険労務士など専門の窓口にご確認ください。この記事では、ホームページの求人ページを運用する上での一般的な注意点をご紹介します。
表示しておきたい基本的な項目
求人ページに書く内容は、採用時に渡す書面(労働条件通知書など)と大きく違わないようにしておくことが大切です。次のような項目を、具体的に書いておきましょう。
| 項目 | 書く際の注意点 |
|---|---|
| 勤務時間 | 診療時間と勤務時間が異なる場合(準備・片付けの時間を含む等)は、その旨を明記する |
| 休日・休暇 | 「週休2日制」など曖昧な書き方ではなく、具体的な曜日や、年間の休日数が分かる書き方にする |
| 給与 | 基本給と手当を分けて書くなど、実際の金額が分かりやすい書き方にする |
| 雇用形態 | 正社員・パート・アルバイトなど、募集する雇用形態を明記する |
| 試用期間 | 試用期間がある場合、期間とその間の条件(給与が異なる場合など)を書く |
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条件が変わった時は、すぐに更新する
給与の改定や、勤務時間の変更があった場合、求人ページの表示を放置していると、古い条件のまま応募が来てしまいます。次のタイミングで、求人ページの内容を見直す習慣をつけておきましょう。
- 給与や勤務時間の制度を変更した時院内の制度変更と同時に、求人ページの表示も更新します。
- 募集していたポジションが埋まった時採用が決まったら、求人ページを「募集終了」の表示に切り替えるか、非表示にします。掲載を続けたままだと、既に埋まったポジションへの応募が続いてしまいます。
- 定期的な見直しのタイミング(半年〜1年に一度など)大きな変更がなくても、表示されている内容が今の実態と合っているか、定期的に確認します。
ホームページ全体の更新と合わせて、ホームページ更新を非常勤スタッフに任せる時の注意点もご参考に、求人ページの更新担当を決めておくと管理しやすくなります。
実際の条件と異なる表示にならないよう気をつける
応募を増やしたいという気持ちから、実際より良い条件に見えるような表現を使ってしまうと、後から「おとり求人だったのでは」という不信感につながるおそれがあります。次のような点に気をつけましょう。
- 実際には適用されない「見込み」の給与額だけを大きく表示しない
- 手当を含めた金額を基本給のように見せる表示をしない
- 休日数を実際より多く見せる書き方をしない
求人への応募に関する個人情報の取り扱いについては、歯科医院のホームページ、求人フォームの個人情報の取り扱いで気をつけることでもご紹介しています。求人ページ全体を見直す際に、合わせてご確認ください。
複数の求人サイトに掲載している場合の表示の揃え方
ホームページの求人ページだけでなく、求人情報サイトやハローワークにも同じ募集を出している医院は多くあります。この場合、表示する内容がそれぞれの媒体でずれていないか確認しておきましょう。
| 媒体 | 確認したいこと |
|---|---|
| ホームページの求人ページ | 最新の条件に更新されているか |
| 求人情報サイト | ホームページと給与・勤務時間の表示が一致しているか |
| ハローワーク | 受理されている内容と、ホームページの表示が食い違っていないか |
条件を変更した時は、どの媒体を直したか・まだ直していないかが分かるよう、院内でチェックリストのような形で管理しておくと、更新漏れを防ぎやすくなります。
正確な表示が、安心して働ける職場の印象につながる
求人ページの労働条件表示は、応募者にとって医院を知る最初の手がかりです。実際の条件を正確に、分かりやすく書き、変更があれば早めに更新することが、ミスマッチの少ない採用につながります。労働条件の具体的な解釈に迷う場合は、労働局やハローワーク、社会保険労務士などの専門の窓口にご確認ください。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
求人ページの労働条件は、採用時に渡す書面と完全に同じ文章にする必要がありますか?
完全に同じ文章でなくても構いませんが、内容が食い違わないようにしておくことが大切です。採用時の書面を作成する際に、求人ページの表示も見直すとよいでしょう。
募集が埋まった求人ページは、すぐに削除すべきですか?
削除するか「募集終了」の表示に切り替えるか、どちらでも構いません。掲載を続けたままだと、既に埋まったポジションへの応募が続いてしまうため、早めの対応をおすすめします。
給与の表示を「応相談」とするのは問題ありますか?
一律に問題があるとは言えませんが、応募を検討する人にとっては具体的な金額や範囲が分かる表示の方が親切です。表示の仕方に迷う場合は、ハローワーク等にご確認ください。
休日数の表示は、どのくらい具体的に書けばよいですか?
「週休2日制」だけでなく、実際の曜日や年間休日数が分かる書き方にしておくと、応募者にとって分かりやすくなります。
労働条件の表示について、法律的な判断が必要な場合はどこに相談すればよいですか?
労働局やハローワーク、社会保険労務士など、労働条件の表示に詳しい専門の窓口にご相談いただくことをおすすめします。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。


