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トラブル対処

歯科医院のホームページが表示されない時の対処|患者さんから「見られない」と電話が来たら

公開 2026年10月23日 約5分で読めます

診療中に受付の電話が鳴り、患者さんから「ホームページが見られないのですが、今日はやっていますか」と聞かれた。慌てて受付のパソコンで開いてみると、確かに真っ白な画面やエラーの文字が出ている。歯科医院のホームページは、診療時間の確認やWeb予約に使われるため、表示されないと受付の電話が一気に増えます。この記事では、原因の見当のつけ方と、直るまでの動き方を順番にお伝えします。

まず「本当に見られないのか」を確かめる

ホームページが見られないと聞いたら、最初に医院側だけの問題なのか、誰が見ても見られないのかを確かめます。院内のネットワークや、特定のスマートフォンだけの問題であれば、ホームページ自体は動いていることがあります。

  • 院内のパソコンと、スタッフのスマートフォン(院内のWi-Fiを切った状態)の両方で開いてみる
  • トップページだけでなく、診療時間やWeb予約のページも開いてみる
  • 検索から開く場合と、アドレスを直接入れる場合の両方を試す
  • 表示される文字や画面の様子を、写真で残しておく

スタッフのスマートフォンでは普通に見られるのに、院内のパソコンだけ見られない場合は、院内のネットワークやパソコン側の問題かもしれません。逆に、どの端末でも見られない場合は、ホームページ側で何かが起きていると考えられます。

ポイント

画面に出ている文字(英語や数字を含むエラーの表示)は、原因を探す大きな手がかりです。意味が分からなくても、そのまま写真に撮って制作会社に送ってください。

表示の様子で原因の見当をつける

画面の様子によって、原因の見当がある程度つけられます。次の図と表を、受付で慌てたときの目安にしてください。

ホームページが表示されない時の見分け方として、院内の端末だけ見られないなら院内の通信や端末の問題、サーバー会社の案内ページが出るなら契約切れや支払いの停止、アクセスできませんと出るならドメインの期限や設定、直前に更新や設定変更をしたなら更新の影響を疑って制作会社へ伝えることを示す分岐図
表示されない時の見分け方の目安
画面の様子考えられる原因連絡先の目安
「このサイトにアクセスできません」などと出るドメインの期限切れ、設定の不具合ドメインの契約者(医院または制作会社)
サーバー会社の案内ページが出るサーバーの契約切れ、支払いの停止サーバーの契約者
真っ白な画面になる更新の影響、部品の不具合制作会社
エラーの番号や英語の文字が出るサーバーの不具合、設定の誤り制作会社・サーバー会社
「危険なサイト」と警告が出る改ざんの疑い制作会社(別の記事で詳しく解説)

警告が出る場合は検索結果やブラウザに「危険なサイト」と警告が出た時の対処を、鍵マークに関する表示の場合は歯科医院のホームページに「保護されていない通信」と出たら?をあわせてご覧ください。

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意外と多い「期限切れ」と「支払いの停止」

ホームページが突然表示されなくなる原因として、意外と多いのがドメイン(ホームページの住所)やサーバーの契約の期限切れです。どちらも年ごとの更新が必要なことが多く、更新の案内が届いていても、普段見ないメールアドレス宛てだったために気づかなかった、というお話をよく伺います。

  • 更新の案内が、開業時に作ったメールアドレスや、前の事務長のアドレスに届いていた
  • 支払いに使っていた医院のクレジットカードを切り替え、自動更新が止まっていた
  • 制作会社が契約者になっていて、制作会社側で更新が漏れていた
  • 制作会社が廃業し、更新する人がいなくなっていた

期限切れであれば、更新の手続きをすることで、多くの場合は元に戻ります。ただし、期限が切れてから時間がたつと、ドメインを取り戻すのが難しくなることがあるので、気づいたら早めに契約者に連絡してください。制作会社と連絡が取れない場合は、制作会社と連絡が取れない時、歯科医院のホームページはどうする?を参考にしてください。

制作会社への伝え方

制作会社やサーバー会社に連絡するときは、次の内容をそろえて伝えると、原因を早く見つけてもらえます。

  1. いつから見られないか患者さんから連絡があった時刻や、院内で気づいた時刻を伝えます。
  2. どのページが見られないか全ページなのか、Web予約や一部のページだけなのかを伝えます。
  3. 画面の様子撮っておいた写真を送ります。エラーの文字や番号がそのまま伝わります。
  4. 最近したことお知らせの更新、プラグインの更新、支払い方法の変更など、直前にしたことがあれば伝えます。
  5. 急ぎ具合Web予約が使えない、連休前で問い合わせが多いなど、医院の状況を伝えます。

見落としやすい点

直前にプラグインやPHPの更新をしていた場合は、その影響で表示されなくなっていることがあります。「何もしていない」と思っても、自動で更新された可能性もあるので、制作会社に確かめてもらってください。

直るまでの患者さんへの案内

原因によっては、直るまでに時間がかかることもあります。その間、患者さんが困らないように次の準備をしておくと、受付の負担も減らせます。

  • 電話で問い合わせがあったら、診療時間と予約の受け付け方を口頭で案内する
  • 受付スタッフ全員に、案内の言葉と、Web予約の代わりに電話で受けることを共有する
  • 院内の掲示や、医院で使っているSNSなどがあれば、ホームページが見られないことと電話での予約を案内する
  • Web予約で入っていた予約を、予約システムの管理画面などから確かめておく

日ごろから、診療時間・電話番号・予約の受け付け方を、ホームページ以外の場所でも案内しておくと、こうしたときに患者さんが迷いにくくなります。

繰り返さないための備え

一度直ったら、次に同じことが起きないよう、ドメインとサーバーの契約者・更新日・支払い方法を一覧にしておきましょう。誰の名義で、いつ更新するのかが分かっていれば、慌てずに済みます。

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よくあるご質問

院内のパソコンでは見られないのに、スマートフォンでは見られます。

院内のネットワークやパソコン側の問題の可能性があります。ホームページ自体は動いていることが多いので、院内のネットワークを管理している業者に相談してみてください。

ドメインの期限が切れていました。すぐ戻りますか?

更新の手続きをすれば、多くの場合は元に戻ります。ただし、反映まで時間がかかることや、期限切れから時間がたつと取り戻しにくくなることがあるので、気づいたら早めに契約者に連絡してください。

ホームページが見られない間、Web予約はどうなりますか?

Web予約がホームページと同じ場所で動いている場合は、予約も受け付けられなくなります。外部の予約サービスの場合は動いていることもあるので、予約サービスの画面を直接開いて確かめてください。

直ったあとに確かめることはありますか?

トップページ、診療時間、Web予約、問い合わせフォームを開き、正しく表示され、送信できるかを確かめてください。あわせて、原因と今後の予防策を制作会社に聞いておくと安心です。

夜や休診日に表示されなくなったら、どうすればよいですか?

制作会社やサーバー会社の受付時間を事前に確かめておくと安心です。受付時間外の場合は、写真と状況をメールで送っておき、翌営業日に対応してもらう形になることが多いです。

この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。