トラブル対処
歯科医院のホームページが表示されない時の対処|患者さんから「見られない」と電話が来たら
診療中に受付の電話が鳴り、患者さんから「ホームページが見られないのですが、今日はやっていますか」と聞かれた。慌てて受付のパソコンで開いてみると、確かに真っ白な画面やエラーの文字が出ている。歯科医院のホームページは、診療時間の確認やWeb予約に使われるため、表示されないと受付の電話が一気に増えます。この記事では、原因の見当のつけ方と、直るまでの動き方を順番にお伝えします。
まず「本当に見られないのか」を確かめる
ホームページが見られないと聞いたら、最初に医院側だけの問題なのか、誰が見ても見られないのかを確かめます。院内のネットワークや、特定のスマートフォンだけの問題であれば、ホームページ自体は動いていることがあります。
- 院内のパソコンと、スタッフのスマートフォン(院内のWi-Fiを切った状態)の両方で開いてみる
- トップページだけでなく、診療時間やWeb予約のページも開いてみる
- 検索から開く場合と、アドレスを直接入れる場合の両方を試す
- 表示される文字や画面の様子を、写真で残しておく
スタッフのスマートフォンでは普通に見られるのに、院内のパソコンだけ見られない場合は、院内のネットワークやパソコン側の問題かもしれません。逆に、どの端末でも見られない場合は、ホームページ側で何かが起きていると考えられます。
ポイント
画面に出ている文字(英語や数字を含むエラーの表示)は、原因を探す大きな手がかりです。意味が分からなくても、そのまま写真に撮って制作会社に送ってください。
表示の様子で原因の見当をつける
画面の様子によって、原因の見当がある程度つけられます。次の図と表を、受付で慌てたときの目安にしてください。
| 画面の様子 | 考えられる原因 | 連絡先の目安 |
|---|---|---|
| 「このサイトにアクセスできません」などと出る | ドメインの期限切れ、設定の不具合 | ドメインの契約者(医院または制作会社) |
| サーバー会社の案内ページが出る | サーバーの契約切れ、支払いの停止 | サーバーの契約者 |
| 真っ白な画面になる | 更新の影響、部品の不具合 | 制作会社 |
| エラーの番号や英語の文字が出る | サーバーの不具合、設定の誤り | 制作会社・サーバー会社 |
| 「危険なサイト」と警告が出る | 改ざんの疑い | 制作会社(別の記事で詳しく解説) |
警告が出る場合は検索結果やブラウザに「危険なサイト」と警告が出た時の対処を、鍵マークに関する表示の場合は歯科医院のホームページに「保護されていない通信」と出たら?をあわせてご覧ください。
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意外と多い「期限切れ」と「支払いの停止」
ホームページが突然表示されなくなる原因として、意外と多いのがドメイン(ホームページの住所)やサーバーの契約の期限切れです。どちらも年ごとの更新が必要なことが多く、更新の案内が届いていても、普段見ないメールアドレス宛てだったために気づかなかった、というお話をよく伺います。
- 更新の案内が、開業時に作ったメールアドレスや、前の事務長のアドレスに届いていた
- 支払いに使っていた医院のクレジットカードを切り替え、自動更新が止まっていた
- 制作会社が契約者になっていて、制作会社側で更新が漏れていた
- 制作会社が廃業し、更新する人がいなくなっていた
期限切れであれば、更新の手続きをすることで、多くの場合は元に戻ります。ただし、期限が切れてから時間がたつと、ドメインを取り戻すのが難しくなることがあるので、気づいたら早めに契約者に連絡してください。制作会社と連絡が取れない場合は、制作会社と連絡が取れない時、歯科医院のホームページはどうする?を参考にしてください。
制作会社への伝え方
制作会社やサーバー会社に連絡するときは、次の内容をそろえて伝えると、原因を早く見つけてもらえます。
- いつから見られないか患者さんから連絡があった時刻や、院内で気づいた時刻を伝えます。
- どのページが見られないか全ページなのか、Web予約や一部のページだけなのかを伝えます。
- 画面の様子撮っておいた写真を送ります。エラーの文字や番号がそのまま伝わります。
- 最近したことお知らせの更新、プラグインの更新、支払い方法の変更など、直前にしたことがあれば伝えます。
- 急ぎ具合Web予約が使えない、連休前で問い合わせが多いなど、医院の状況を伝えます。
見落としやすい点
直前にプラグインやPHPの更新をしていた場合は、その影響で表示されなくなっていることがあります。「何もしていない」と思っても、自動で更新された可能性もあるので、制作会社に確かめてもらってください。
直るまでの患者さんへの案内
原因によっては、直るまでに時間がかかることもあります。その間、患者さんが困らないように次の準備をしておくと、受付の負担も減らせます。
- 電話で問い合わせがあったら、診療時間と予約の受け付け方を口頭で案内する
- 受付スタッフ全員に、案内の言葉と、Web予約の代わりに電話で受けることを共有する
- 院内の掲示や、医院で使っているSNSなどがあれば、ホームページが見られないことと電話での予約を案内する
- Web予約で入っていた予約を、予約システムの管理画面などから確かめておく
日ごろから、診療時間・電話番号・予約の受け付け方を、ホームページ以外の場所でも案内しておくと、こうしたときに患者さんが迷いにくくなります。
繰り返さないための備え
一度直ったら、次に同じことが起きないよう、ドメインとサーバーの契約者・更新日・支払い方法を一覧にしておきましょう。誰の名義で、いつ更新するのかが分かっていれば、慌てずに済みます。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
院内のパソコンでは見られないのに、スマートフォンでは見られます。
院内のネットワークやパソコン側の問題の可能性があります。ホームページ自体は動いていることが多いので、院内のネットワークを管理している業者に相談してみてください。
ドメインの期限が切れていました。すぐ戻りますか?
更新の手続きをすれば、多くの場合は元に戻ります。ただし、反映まで時間がかかることや、期限切れから時間がたつと取り戻しにくくなることがあるので、気づいたら早めに契約者に連絡してください。
ホームページが見られない間、Web予約はどうなりますか?
Web予約がホームページと同じ場所で動いている場合は、予約も受け付けられなくなります。外部の予約サービスの場合は動いていることもあるので、予約サービスの画面を直接開いて確かめてください。
直ったあとに確かめることはありますか?
トップページ、診療時間、Web予約、問い合わせフォームを開き、正しく表示され、送信できるかを確かめてください。あわせて、原因と今後の予防策を制作会社に聞いておくと安心です。
夜や休診日に表示されなくなったら、どうすればよいですか?
制作会社やサーバー会社の受付時間を事前に確かめておくと安心です。受付時間外の場合は、写真と状況をメールで送っておき、翌営業日に対応してもらう形になることが多いです。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。

