トラブル対処
歯科医院のホームページ、ドメインとサーバーの更新を忘れるとどうなる?確かめ方
開業から何年も経つと、ホームページの「土台」にあたるドメインとサーバーの契約を、誰が・いつ更新しているか分からなくなっていることがあります。更新の通知メールが、開業時に使っていた古いアドレスに届いたままになっていたり、担当者が退職して誰も見ていなかったりするためです。この記事では、ドメインとサーバーの更新を忘れるとどうなるのか、更新時期の確かめ方と、忘れないための備え方をまとめます。
ドメインとサーバー、それぞれの更新が切れるとどうなるか
ホームページは、ドメイン(〇〇クリニック.jp のような住所)と、サーバー(ホームページのデータを置いておく場所)という、2つの契約の上に成り立っています。どちらも、多くは1年ごとや数年ごとに契約を更新する仕組みになっています。
ドメインの契約が切れると、住所そのものが使えなくなります。ホームページだけでなく、ドメインに紐づくメールアドレスも使えなくなることがあり、問い合わせの返信や予約サービスからの通知メールが届かなくなる場合があります。サーバーの契約が切れると、ドメインは生きていてもデータの置き場所がなくなるため、ホームページが表示できなくなります。どちらも「ある日いきなり見られなくなる」という点では同じですが、原因が違うため、確かめる場所も変わります。
実際に表示されなくなってしまった時の確かめ方は歯科医院のホームページが表示されない時の対処|患者さんから「見られない」と電話が来たらでまとめています。この記事では、そうなる前の「更新忘れを防ぐ」ところに重点を置きます。
更新時期を確かめるチェックリスト
まずは、現在のドメインとサーバーの契約がいつまでなのかを確かめましょう。確かめる場所は次のとおりです。
- 契約先の管理画面を確認するドメインの登録先、サーバーの契約先それぞれにログインできるIDとパスワードがあるか確かめます。管理画面の「契約期限」「次回更新日」といった欄を見ます。
- 請求書・メールの宛先を確かめる更新のお知らせや請求書が、今も見ている人のメールアドレスに届いているかを確かめます。開業時の制作会社のアドレスのままになっていないか注意します。
- 支払い方法が有効か確かめるクレジットカードの自動更新にしている場合、カードの期限切れで支払いが止まり、契約が切れることがあります。
- 契約先が今の担当者と一致しているか確かめる契約者名義が、退職した院長や過去の担当者のままになっていないか確認します。名義の変更には時間がかかることがあるため、早めに動きます。
| 確かめる項目 | 見る場所 | 起きやすい落とし穴 |
|---|---|---|
| ドメインの更新期限 | ドメイン管理会社の管理画面 | 自動更新の設定が切れている |
| サーバーの契約期限 | サーバー会社の管理画面 | 複数のサーバーを契約していて一部だけ忘れる |
| 通知の宛先メール | 契約時に登録したメールアドレス | 開業時の制作会社や退職者のアドレスのまま |
| 支払い方法 | 登録しているクレジットカード | カードの有効期限切れ |
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どこで契約しているか分からない時は
「開業時に制作会社にお任せしたので、どこで契約しているか分からない」という医院は少なくありません。この場合、次の順番で確かめます。
- 開業時にやり取りしたメールを「ドメイン」「サーバー」「契約」などの言葉で検索する
- 請求書・銀行口座の取引履歴で、ホームページ関係の支払い先を確かめる
- 開業時の制作会社に、契約先と名義を確認する
- 制作会社と連絡が取れない場合は、ドメインの登録情報を調べられる公開の仕組み(WHOIS)で、登録先の会社を確かめる
制作会社が廃業していたり連絡が取れなかったりする場合の手順は、制作会社と連絡が取れない時、歯科医院のホームページはどうする?休診のお知らせが出せない時の手順でも扱っています。ドメインとサーバーの契約先が分かったら、院内の誰か(事務長など)の管理できるメールアドレスと支払い方法に登録し直しておくと、次回からの更新忘れを防げます。
注意
契約先が分からないからといって、新しいドメインやサーバーを別に契約し直すと、今のホームページのアドレスを維持できなくなる場合があります。まずは今の契約先を確かめることを優先してください。
更新忘れを防ぐ仕組みをつくる
更新忘れの多くは、「担当していた人がいなくなった」「通知メールを見落とした」というタイミングで起こります。院内で1人だけに任せるのではなく、次のような仕組みにしておくと安心です。
- 契約先・契約者名義・更新時期を1枚の表にまとめ、事務長と院長の両方が見られる場所に置く
- 更新時期の1〜2か月前にカレンダーに予定を入れておく
- 担当者が変わる時は、この表とログイン情報を必ず引き継ぐ
- 制作会社に保守を依頼している場合は、ドメイン・サーバーの更新も含めて誰が確認するのかを契約時に確認する
保守を依頼する会社を選ぶ時に確認しておきたい質問は歯科医院のホームページ保守、頼む会社の選び方と最初に聞きたい質問にまとめています。ドメインやサーバーの更新が保守の範囲に含まれているかは、医院によって扱いが違うため、契約内容を確かめておきましょう。
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ドメインとサーバー、どちらが切れても同じように表示されなくなりますか?
どちらが切れても最終的にホームページは表示できなくなりますが、原因が違います。ドメインが切れると住所自体がなくなり、サーバーが切れるとデータの置き場所がなくなります。確かめる管理画面もそれぞれ別です。
契約先がまったく分からない場合、どうすればよいですか?
開業時のメールや支払いの履歴から契約先を探すか、開業時の制作会社に確認します。連絡が取れない場合は、ドメインの登録情報を調べる公開の仕組み(WHOIS)で登録先を確かめる方法もあります。
自動更新にしておけば安心ですか?
自動更新は有効な対策ですが、支払いに使っているカードが期限切れになると更新できません。カードの有効期限も合わせて確認しておくと安心です。
更新の通知メールが来ているか、どうやって確認すればよいですか?
契約時に登録したメールアドレスの受信箱と迷惑メールフォルダの両方を確かめてください。アドレスが古いままになっている場合は、契約先の管理画面から登録メールアドレスを今の担当者のものに変更できます。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。

