歯科医院のルール
内覧会・開院のお知らせをホームページに載せる時に確認したいこと(歯科医院)
開業や分院の開設にあわせて内覧会を開く時、ホームページに告知を載せるのは効果的な方法です。一方で、開院の案内には日付が多く出てくるうえ、「来院していただいた方に〇〇を差し上げます」といった特典を案内したくなる場面もあり、載せ方には気をつけたい点があります。この記事では、内覧会・開院のお知らせをホームページに載せる時に確認しておきたいことをまとめます。
内覧会のお知らせに書く内容を整理する
内覧会・開院のお知らせには、ほかのお知らせよりも多くの情報が入ります。あらかじめ必要な情報を整理しておくと、後から直す手間が減ります。
- 開院日・内覧会の日時(午前・午後など時間帯も)
- 場所・アクセス(最寄り駅やバス停、駐車場の有無)
- 診療時間・休診日(開院後の通常の診療時間)
- 予約の受け付け方法(電話・Web予約の開始日)
- 取り扱う診療内容(一般・小児・矯正など)
特に日時は、準備の都合で変更になることが少なくありません。変更した場合は、ホームページだけでなく、院内の掲示やSNSなど、同じ告知を出している場所をすべて直したかを確かめましょう。古い日時のままの告知が残っていると、来院された方が困ってしまいます。
内覧会の告知ページは、開院前に公開してから当日まで何度も見返されるページです。工事の進み具合によって開院日が前後することもあるため、「現時点の予定であり、変更する場合があります」といった一文を添えておくと、後から日程を直す際にも伝わりやすくなります。あわせて、変更があった場合の連絡先(電話番号など)も明記しておくと、来場を予定している方が直前に確認しやすくなります。
特典・キャンペーンの案内で気をつけること
内覧会では「ご来院いただいた方に歯ブラシをプレゼント」「初診料を〇〇円に」といった特典を用意することがあります。医療広告ガイドラインでは、費用を強調した広告や、不当な誘引につながる表現には注意が必要とされています。内覧会の特典を案内する時は、次の点を確認しましょう。
| 確認する項目 | 考え方 |
|---|---|
| 特典の内容が治療の内容そのものに関わっていないか | 治療の無償提供や大幅な割引は、不当な誘引につながるおそれがある |
| 「今だけ」「期間限定」を強く煽っていないか | 開催期間は事実として書き、過度に急がせる表現は避ける |
| 費用を比較するような表現がないか | 他院や一般的な相場との比較表現は避ける |
| 小児向けの内容(キャラクターグッズなど)の表現 | 誇大な効果の表現にならないよう事実の範囲で書く |
自費診療のキャンペーンやモニター募集を案内する時の考え方は自費診療のキャンペーン・モニター募集、ホームページに載せる前の確認で詳しくまとめています。内覧会の特典も同じ考え方で見直すと分かりやすくなります。判断に迷う表現は、所管の保健所等にご確認ください。
内覧会で診療内容の説明をする場合も注意が必要です。「〇〇治療を初めて体験できます」といった案内自体は問題になりにくいものですが、「この治療で必ず改善します」のように効果を言い切る表現は避けてください。内覧会は普段の診療とは違う雰囲気で来場者と話す機会でもあるため、口頭での説明についても、ホームページと同じ基準で気をつけておくと安心です。
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写真・院内の様子を載せる時の確認
内覧会のお知らせには、院内の写真や完成した診療室の様子を載せることが多くあります。写真を載せる前に、次の点を確かめておきましょう。
- 撮影の許可を確認する内覧会当日に来場者を撮影して後からホームページに載せる場合は、撮影や掲載について事前に案内し、写っている方の許可を確かめます。
- スタッフの写り方を確認するスタッフの顔写真を載せる場合は、本人の了承を得てから使います。退職した場合に差し替えが必要になることも、あらかじめ共有しておきます。
- 設備や診療室の写真を確認する実際の設備と異なる写真(他院の写真の転用など)は使わないようにします。
- 小さなお子さんが写っている場合の確認保護者の方の許可を必ず確かめ、個人が特定されない範囲での掲載にとどめます。
症例写真やビフォーアフターの扱いについては歯科医院のホームページに症例写真を載せるとき、確かめたい決まりと手順で詳しく扱っています。内覧会の写真とは目的が異なりますが、許可の取り方の考え方は共通しています。
ポイント
内覧会が終わったら、告知ページを「終了したお知らせ」として分かりやすく整理しましょう。終了後もトップページに残り続けると、まだ開催中だと誤解されることがあります。
開院後のホームページの引き継ぎ
内覧会・開院の告知が終わると、ホームページは「告知のためのページ」から「日々の診療を支えるページ」へと役割が変わります。この切り替えのタイミングで、次のことを決めておくと後が楽になります。
- 診療時間・休診日の更新は誰が担当するか
- 求人や医師紹介の更新は誰が担当するか
- 制作会社との保守契約の範囲(更新作業は含まれるか)
開業後のホームページの名義や管理の分担については、承継や分院の場合も含めて、早い段階で決めておくことをおすすめします。保守を依頼する会社の選び方は歯科医院のホームページ保守、頼む会社の選び方と最初に聞きたい質問でまとめています。
開院準備で慌ただしい中でも、ホームページの表現を見直す時間が取れない場合は、HPドクターにご相談ください。HPドクターのAIみまもりは、週3回(月・水・金)貴院のホームページを診断し、変化があった時だけお知らせします。気になる表現はAIにそのまま相談でき、人への相談も無料でご利用いただけます。月額1,500円で14日間無料でお試しいただけます。
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内覧会の特典として、歯ブラシなど簡単な記念品を配るのは問題ありませんか?
一般的な記念品の配布自体は多くの医院で行われていますが、治療内容そのものに関わる特典や、大幅な費用の割引は不当な誘引につながるおそれがあるため避けてください。判断に迷う場合は所管の保健所等にご確認ください。
内覧会の日時が変更になった場合、ホームページ以外も直す必要がありますか?
はい。SNSや院内の掲示、紙のチラシなど、同じ告知を出しているすべての場所を確認し、古い日時が残らないようにしてください。
内覧会に来場された方の写真を、本人の許可なく載せても大丈夫ですか?
本人の許可がない写真の掲載は避けてください。撮影や掲載について事前に案内し、写っている方の了承を確かめてから使用します。
開院後、内覧会の告知ページはすぐに消してよいですか?
すぐに消す必要はありませんが、「終了したお知らせ」として分かりやすく整理し、今も開催中だと誤解されないようにしましょう。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。
