歯科医院のルール
歯科医院のホームページ、監修者・相談員など資格を示す肩書きの表記で気をつけること
歯科医院のホームページに、記事の監修者やオンライン相談員として、資格や肩書きを示す表記を載せることがあります。読む人に安心感を持ってもらうための表記ですが、実際の資格や役割と異なる書き方をしてしまうと、誤解を招くおそれがあります。この記事では、歯科医院のホームページで肩書きを表記する際に気をつけたい点をご紹介します。
なぜ監修者・相談員の肩書き表記に気をつける必要があるのか
ホームページに「監修:歯科医師 〇〇」「相談員:歯科衛生士 〇〇」といった肩書きを載せることで、読む人は記事や相談対応への安心感を持ちやすくなります。一方で、実際には関わっていない人物の名前を使ったり、資格のない人を専門職のように見せる表記をすると、医療広告ガイドラインの考え方に反するおそれがあります。
具体的にどのような表記が問題になるかは、個別の状況によって判断が変わります。断定的な解釈は避け、迷う場合は保健所など所管の窓口にご確認ください。この記事では、一般的に気をつけたい考え方をご紹介します。
特に、記事の内容を充実させるためにコラムを外部の制作会社に依頼している場合、監修者の肩書きだけを決めて、実際の確認作業が十分に行われていないケースも見られます。誰がどこまで内容を確認したのかを、院内でも把握しておくことが大切です。
また、ホームページに相談フォームやチャット相談を設ける際、「歯科衛生士が対応します」と書きながら、実際には別のスタッフが対応している場合も、表記と実態が食い違う例として挙げられます。対応する人の範囲をあらかじめ決め、表記と合わせておきましょう。
肩書きを表記する際に確認しておきたい項目
| 確認する項目 | 気をつけたいポイント |
|---|---|
| 実際に関わっているか | 監修者・相談員として名前を出す人物が、実際にその内容に関わっているか |
| 資格の表記 | 歯科医師・歯科衛生士など、実際に保有している資格を正確に書く |
| 常勤・非常勤の区別 | 非常勤の歯科医師を紹介する場合、常勤であるかのように誤解させる書き方をしない |
| 更新日の明記 | 監修した記事がいつ作成・更新されたものか分かるようにする |
実際の資格・役割と異なる表記にならないよう気をつける
- 資格を持たないスタッフを、専門職のような肩書きで紹介しない
- 退職した歯科医師の名前を、監修者として掲載し続けない
- 実際には簡単な確認しかしていない内容を、専門医が徹底して監修したかのように大きく見せない
こうした表記は、読む人の安心感を高めるつもりであっても、実際の役割と食い違っていると、後から指摘を受けた際に修正の手間が大きくなってしまいます。一度公開した記事やページを後から直すのは、新しく書くよりも手間がかかることが多いため、表記を決める段階で確認しておく方が、結果的に負担が少なくなります。
院内で複数のスタッフがホームページの更新に関わっている場合、肩書きの表記について誰がどこまで確認したかが分からなくなってしまうこともあります。更新を担当するスタッフの間で、肩書きを載せる前に院長や事務長の確認を通す、といった簡単なルールを共有しておくとよいでしょう。
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非常勤・外部の歯科医師を紹介する場合の注意点
分院や提携している歯科医師を紹介する場合、常勤かどうか、どのくらいの頻度で診療に関わっているかを明確にしておくことが大切です。
- 紹介文に勤務形態を明記する常勤・非常勤、週に何回診療しているかなど、実際の勤務形態を書きます。
- 監修の範囲を明確にする記事全体を執筆したのか、内容を確認した程度の関わりなのかを区別して書きます。
- 異動・退職があれば速やかに更新する紹介している歯科医師が異動・退職した場合、ホームページの表記もすぐに更新します。
非常勤の歯科医師が複数の医院で診療している場合、それぞれの医院のホームページで紹介の仕方が異なっていることもあります。本人に確認しながら、どの医院でも実際の勤務形態と合った紹介文になっているかをチェックしておきましょう。
スタッフ紹介ページの更新については、歯科医院の医師・スタッフ紹介ページ、入職・退職のときに直す場所と写真の扱いも参考になります。
複数の医院を運営している場合、分院ごとに非常勤の歯科医師が異なることもあります。どの医院に、いつ、どの歯科医師が勤務しているかを一覧にして院内で共有しておくと、ホームページの表記を更新する際の確認もスムーズになります。
分院のホームページについては、分院を増やす歯科医院のホームページ、1つにまとめるか医院ごとに作るかでも、表記を揃える際の考え方をご紹介しています。
肩書き表記を定期的に見直す
監修者・相談員の肩書き表記は、一度載せたら終わりではなく、スタッフの異動や資格の確認状況に応じて、定期的に見直す必要があります。
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肩書きの表記は、院の信頼感を支える大切な部分です。手間がかかると感じても、半年や1年に一度のタイミングで、院内の体制とホームページの表記が合っているかを見直す習慣をつけておくと、安心して運用を続けられます。
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14日間無料で始める まずは人に相談するよくあるご質問
監修者として名前を載せる場合、どこまで関わっていればよいですか?
どこまでの関わりが必要かは個別の判断になります。実際の関わりの程度を正確に書き、誤解を招く表現にならないようにしましょう。詳しい解釈は保健所等にご確認ください。
資格を持たないスタッフを「相談員」として紹介してもよいですか?
専門職であるかのような誤解を与える肩書きは避けましょう。実際の役割や資格の有無を正確に書くことが大切です。
退職した歯科医師の監修記事は、どう扱えばよいですか?
実際には関わっていない状態が続くため、監修者の表記を見直すか、記事自体の内容を改めて確認することをおすすめします。
非常勤の歯科医師を紹介する際、週の勤務日数まで書く必要がありますか?
必須ではありませんが、常勤かのように誤解されないよう、勤務形態が分かる書き方にしておくと親切です。
肩書き表記の解釈に迷った場合、どこに相談すればよいですか?
医療広告ガイドラインの解釈については、保健所や歯科医師会など所管の窓口にご確認いただくことをおすすめします。
この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。


