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歯科医院のホームページ、口腔がん検診など地域の健診のお知らせの出し方

公開 2026年10月28日 約5分で読めます

自治体や歯科医師会が行う口腔がん検診、歯周病検診など、地域の健診に協力している歯科医院は多くあります。こうした健診のお知らせをホームページに載せる際、期間限定の情報をどう出し、どう下げるか、表現で気をつけたい点があります。この記事では、歯科医院のホームページでの地域健診のお知らせの出し方をご紹介します。

地域の健診のお知らせは、通常のお知らせと目的が違う

休診日の案内や自費診療の料金改定のお知らせとは違い、口腔がん検診や地域の健診のお知らせは、自治体や歯科医師会が主催するものに、貴院が協力医療機関として参加するという形が多くあります。ホームページでのお知らせも、医院単独の案内ではなく、主催者の案内に沿った内容にする必要があります。

また、健診の受付期間は決まっていることが多く、期間が過ぎたらお知らせを下げる必要があります。期間限定のお知らせという点では、歯科医院に院内ツアー動画を載せる時の注意点で触れている季節の案内と似た管理が必要になります。

地域健診のお知らせを、主催者の案内の確認、ホームページへの掲載、受付期間終了後の取り下げという3段階で示す図
主催者の案内に沿った内容で、期間が過ぎたら下げることを忘れないようにします

どのような健診が対象になるか

地域の健診には、口腔がん検診のほかにも、歯周病検診、乳幼児を対象にしたむし歯予防の検診など、いくつかの種類があります。主催者や対象者、実施時期はそれぞれ異なるため、どの健診への協力かを、お知らせを書く前に整理しておきましょう。

  • 口腔がん検診:成人を対象に、自治体や歯科医師会が実施することが多い
  • 歯周病検診:特定の年齢層を対象に、節目検診として実施される場合がある
  • 乳幼児のむし歯予防に関する検診:地域の保健センター等と連携して案内されることがある

複数の健診の案内が同時期に重なることもあります。その場合は、お知らせを一つにまとめず、健診ごとに期間や対象が分かるように分けて掲載すると、患者さんに伝わりやすくなります。

お知らせを出す前に確認したいこと

自治体や歯科医師会から健診への協力の案内が来たら、ホームページに載せる前に、次の点を確認しておきましょう。

  • 受診できる期間(いつから、いつまで受け付けるか)
  • 対象となる人(年齢・地域の条件など)
  • 予約が必要かどうか、予約の受け方
  • 費用(無料か、一部自己負担かなど)
  • 主催者の案内文やチラシに、ホームページでの転載について決まりがないか

主催者の案内をそのまま参考にする

対象者や費用などの詳細は、医院が独自に言い換えるより、自治体や歯科医師会の案内文をそのまま参考にする方が、情報の誤りを防げます。

ホームページでの書き方の注意点

お知らせを書く際は、次のような表現に気をつけましょう。健診の案内であっても、医療広告に関する考え方は適用されるという前提で書くことが大切です。

気をつけたい表現代わりの書き方
「必ず早期発見できます」など効果を保証する言い方「早期発見につながる場合があります」など、断定しない書き方
「当院の検診は他院より精度が高い」といった比較比較せず、検診の内容そのものを説明する
検診結果について、具体的な診断名を挙げての説明「気になる点があれば、受診時にご説明します」といった案内にとどめる

表現に迷う場合は、断定を避け、「詳しくは自治体や歯科医師会の案内をご確認ください」とご案内する形にしておくと安心です。

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受付期間が終わったら、必ずお知らせを下げる

健診のお知らせは、期間が過ぎた後も掲載されたままになっていると、患者さんが「まだ受け付けているのか」と誤解してしまうことがあります。次のような手順を決めておくと、下げ忘れを防げます。

  1. お知らせを出す時に、終了予定日をメモしておく更新担当者のカレンダーや引き継ぎノートに、「◯月◯日に下げる」と記録しておきます。
  2. 終了予定日が来たら、お知らせを下げるか非表示にする削除してもよい場合は削除し、来年も同様の健診がある場合は、非表示にして翌年の文面の参考として残しておく方法もあります。
  3. トップページだけでなく、関連するページも確認するお知らせ欄だけでなく、診療案内のページに健診の案内を追記していた場合は、そちらも忘れずに戻します。

期間限定のお知らせの下げ忘れは、ホームページ、月に一度の点検で見る場所チェックリストの確認項目に加えておくと、見落としを防げます。

SNSやLINE公式アカウントと合わせて知らせる

健診の対象となる方は、ホームページを毎日チェックしているとは限りません。ホームページのお知らせだけに頼らず、他の手段も合わせて使うと、より多くの方に情報が届きます。

  • LINE公式アカウントで、健診のお知らせを配信する
  • Googleビジネスプロフィールの投稿機能で、同じ内容を知らせる
  • 院内の掲示物と、ホームページの案内内容を揃えておく

LINE公式アカウントの連携については、歯科医院のホームページにLINE公式アカウントを連携する時の注意点でもご紹介しています。複数の手段を使う場合も、内容や期間の表記を揃えておくと、患者さんが混乱しにくくなります。

地域に根ざした情報発信として

口腔がん検診などの地域の健診は、貴院が地域の歯科医療に協力している姿勢を伝える機会にもなります。主催者の案内に沿い、断定的な表現を避けながら、分かりやすく伝えることを心がけましょう。

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よくあるご質問

口腔がん検診のお知らせは、どのくらい前から載せるべきですか?

主催者の案内で受付開始日が決まっている場合は、それに合わせて掲載します。目安として、数週間前から掲載しておくと、患者さんに気づいてもらいやすくなります。

検診の効果について、ホームページでどう説明すればよいですか?

「早期発見につながる場合があります」など、効果を保証しない表現にとどめ、詳細は自治体や歯科医師会の案内を参考にすることをおすすめします。

お知らせを下げるタイミングを忘れてしまいそうです。どうすればいいですか?

お知らせを出す時に、終了予定日をカレンダーや引き継ぎノートにメモしておくと、下げ忘れを防げます。

来年も同じ健診がある場合、お知らせは削除してよいですか?

削除しても問題ありませんが、翌年の文面作成の参考にしたい場合は、非表示にして保管しておく方法もあります。

健診の案内文は、医院が独自に書き直してもよいですか?

情報の誤りを防ぐため、対象者や費用などの詳細は、自治体や歯科医師会の案内文をそのまま参考にすることをおすすめします。

この記事は、歯科医院のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。